シンガポールのプリペイドSIMについて
お久しぶりです。前回の投稿からかなり期間が開いてしまいました・・・。
実は2ヶ月ほど前にはなりますが、シンガポールに行ってきました。今回の旅行でも現地のプリペイドSIMを利用してきましたので、おすすめのSIMなどご紹介したいと思います。
シンガポールの携帯事情
まずシンガポールの通信会社について。シンガポールにはSingtel、Starhub、M1という大手3社があります。Singtelは元々国営であり、国内で1番最初に移動体通信サービスを開始した会社で日本でいうとdocomoのような立ち位置になります。シェアに関してもSingtelがトップです。(余談ですがdocomoはSingtelではなくStarhub提携しています)
シンガポールは国土が狭いことも有り、3社ともエリアは国土のほぼ100%となっています。
サービスバンドは3G(WCDMA)がBand1、4G(LTE)がBand3/7/8(8はSingtelのみ)となっています。日本国内で販売されている多くのSIMフリースマホが対応しているバンドなので、問題は無いでしょう。
プリペイドSIMの購入場所
シンガポールでは空港は勿論、市内のセブンイレブンやショップなど至る所でプリペイドSIMが購入出来ます。
多くの人が最初に訪れるであろう、チャンギ国際空港でも3キャリアのSIMが販売されていました。ただ空港で売っているSIMは私が見た感じでは安くても30ドルくらいでした。市内のセブンイレブンやショップなどでは15ドル程度で販売されているので、安さを求めるのであれば市内での購入がおすすめです。
シンガポールでのプリペイドSIM購入方法
シンガポールではプリペイドSIMの購入枚数が決まっており、1人3枚までとなっています。また本人確認が必須となっていますので、パスポートの提示が必要です。プリペイドSIMを販売している場所ではプラン表などが置いてあるので、そこから選んで店員さんに伝えると購入することが出来ます。ただ市内のセブンイレブンではレジに次々とお客さんが来て、ゆっくり選ぶことが出来ないので事前にある程度決めて置くほうが良いでしょう。またゆっくり選びたい場合はキャリアのショップに行くのもありです。
おすすめのSIMカード
おすすめのSIMカードはStarhubのHappyPrepaidSIMとM1のM CardTourist SIMです。どちらも15ドルで購入が出来、通信容量も十分あるのでおすすめです。Singtelも15ドルでSIMを販売しており、十分使えるSIMではありますが、スペック的にはこの2種類のSIMがおすすめです。
Starhub HappyPrepaidSIM
市内のセブンイレブンやStarhubのショップなどで購入が可能です。
8ドル、15ドル、50ドルの物が販売されており、短期間の旅行であれば8ドルか15ドルのSIMで十分です。8ドルのSIMには10ドル、15ドルのSIMには18ドルの残高が付与されており、15ドルのSIMには5日間有効の15GBの通信容量も最初からついてきます。
また残高で通信容量を買う場合は3日間有効のものが30MB,200MB,1GBでそれぞれ2ドル、4ドル、5ドル。7日間有効のものが10MB,1GBでそれぞれ1ドル、7ドルです。
8ドルのSIMを購入した場合は3日間有効の1GBを2回初めにチャージしてある残高で購入するのが良いと思います。
短期間の旅行でそれほど通信容量を使わない場合は8ドルのSIMを買ってデータ容量をチャージするのがお得です。
ただ8ドルのSIMは私もかなり探しましたが、見つけることが出来ず、ION Orchard内のStarhubショップでも取り扱っていないと言われてしまいました。
15ドルのSIMは市内のセブンイレブンで簡単に手に入るので、8ドルのSIMは見つかったらラッキーぐらいの感覚で15ドルのSIMを買いましょうw
またStarhubでは旅行者向けにHappyTravelSIMというものも販売していますが、最安でも32ドルしますので、短期の旅行の場合はHappyPrepaidSIMがおすすめです。
M1 M Card Tourist SIM
こちらのSIMの最大の特徴は通信容量が100GBであることです。とにかく通信容量を気にせず使いたい場合はこちらがおすすめです。価格は5日間有効で15ドル、10日間有効で30ドルです。
こちらも市内のセブンイレブンやM1のショップで購入出来ますが、私が行った時にはセブンイレブンではポスター等は掲示されていましたが店員さんに聞いてみると売り切れでした。M1のショップ(私はオーチャードにあるパラゴン・ショッピング・センター内のショップで購入しました。)では普通に購入が出来ます。店員さんに「Tourist SIMの5日間(or10日間)のやつが欲しい」と伝えるとすんなり買えます。またショップでは電話番号が選べたり、SIMの挿入や設定等をやってもらえます(勿論自分で設定も可能)。
シンガポール以外の国でも使える!
HappyPrepaidSIMはHappyRoamというサービスが使えるのでオーストラリアやマレーシア、中国、日本など多くの国でそのまま追加料金無しで利用可能です。特にマレーシアはシンガポールから簡単に行けるので旅行中に遊びに行ったり、飛行機の乗り継ぎで利用する方も多いと思います。そんな時に新たに別のSIMカードを購入する必要がないのでとても便利です。
M Card Tourist SIMにもHappyRoamよりは利用可能な国が少ないですが、香港やマレーシアなど一部の国でそのまま利用が可能です。
ただM Card Tourist SIMをマレーシア等で利用するためにはシンガポール国内で予めローミングの利用登録(専用の番号に発信)が必要となるため注意が必要です。これを忘れてしまうとマレーシア等の通信会社の電波が利用できません。
SIMのセットアップ方法
キャリアのショップで買うと店員さんがSIMを刺して利用可能な状態にしてくれますが、セブンイレブンなどで買うと自分で設定する必要があります。設定自体は簡単です。上に書いたおすすめの2種類のSIMの開通方法を軽くご紹介します。ちなみにその2種類のSIMに関しては同じ手順でした(恐らくシンガポールのプリペイドSIMはこの手順?)。
1.SIMを端末に刺す。
2.専用のアクティベート用の番号に発信する。(コールセンターの様な場所に繋がるわけではありません。)
以上です。
プリペイドSIMのアクティベートにはインターネット環境が必要な場合が多いですが、その必要が無いので便利でした。
またAPNは自動的に設定されるため、特に入力する必要はありません。
ただ日本国内のキャリアから販売されている機種をSIMロック解除した場合は上手くいかない場合があります。(私のau版GalaxyS7edge SCV33は上手くいきませんでした。)SCV33だとまずアクティベート用の番号に発信することが出来ませんでした(日本国内以外の番号には発信出来ない様で先頭にシンガポールの国番号を付けても上手くいかない)。またAPNも自動で読み込むことが出来ず、APNは自動で読み込まれる前提のためか、パッケージや説明書にAPNが記載されていないので(Starhub、M1共に)完全に詰んでしまいましたw
幸い同行していた家族のSIMフリー端末でアクティベートを行い、APN設定も端末に自動設定されたものを見ることが出来たので良かったですが、1人だったり、同行する方がSIMフリー端末を持っていないと上手く使えないこともあるのでご注意を。
最後に
前回のオーストラリア同様、シンガポールでも簡単かつ安く、プリペイドSIMを手に入れることが出来るので国際ローミングやモバイルWi-Fiレンタルではなく現地SIMがおすすめです!